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2006年11月26日 (日)

職人 その後

10月24日に時計職人の話を書いた。

預けていた時計が修理を終わったというので、引き取りに行った。実に1ヶ月かかったことになる。

話し好きの親爺が修理内容を懇切丁寧に説明してくれた。
それによると、これほど長くかかった訳は、単に部品がなかったというだけではなかった。
なんと、ランニングテストをこれまた丁寧にやっていたのだ。

ねじを巻いてどの位の時間動くか、巻き上げる回数と動作時間を計測したというのだから恐れ入る。
これも、古い時計は心棒とぜんまいがへたることが多いので、毎回目いっぱい巻き上げてよいのか、ダメだとしたらどの程度の巻上げが適していて、その場合の動作時間はどれくらいで・・・てなことを正確に客に伝えるためだったらしい(汗)

思いのほか安く入手した時計だったが、この職人の大変なお気に入りとなってしまったようで、なんでもセイコーの戦後の2代目モデルのようだ。昭和20年代後半ということらしい。
で、それほど貴重なものだから、是非大事に使ってくれ、というわけだ(笑)

ちなみにこの親爺、初代モデルを保有していて、ちょっと得意気だった(笑)
それと知らず「これはいい!いくらですか?」と尋ねると、「売らない」だと(笑)

気になる修理代金は、ほぼ聞いていた通り。つまり購入金額の4倍強だった。
正直、この金額ならば新品の、それもかなりよい時計が買える。

どうせ安く買った時計、止まった時点でお蔵入りと言う考え方もあるだろう。事実、私もこれまではそれに近い考え方で、修理にかかる費用を新しい時計(と言ってもアンティーク=中古)の資金に当ててきた。
それは修理をハナから諦めていたせいもある。

今回のように、修理ができるものならば、本当に気に入ったものは入手の経緯や金額に関わらず、なんとか使い続けたいものだ。

もう1本、どうしても直したい時計がある。これはアンティーク時計の専門店で購入したもので、自分のコレクションの中で最も高価なものだ。

この修理に一体いくらかかるか、多少怖気もあるが、結局またこの親爺の世話になりそうだ。

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