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2006年12月20日 (水)

シネマ評~モンスター

『モンスター』

実在した元娼婦の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化した作品。

やはり息を呑むのは、主役を演じたシャーリーズ・セロンの鬼気迫る演技だろう。
彼女は役のために体重を13キロ増やし、メイクには毎回1時間半から2時間かけたらしい。

娼婦のアイリーンがバーで出会った少女に恋をするところからストーリーは始まるが、このスタートの設定からしてかなり衝撃的である。
内容を細かく書くとネタばれになってしまうから割愛するが、全編通じて明るい話題がない。底辺層でもがいてもがいて、這い上がるきっかけを何とかつかもうとさらにもがいて、でも結局それも報われずに、訪れる悲し過ぎる結末は途中から予測できる範囲のものとはいえ、とても切ない。

本来なら、憎むべき殺人犯であるはずのウォ-ノスが、悲劇のヒロインとなれたのは、脚本もさることながら、シャーリーズ・セロンの文字通り体を張った演技なくしては語れない。
モデル出身の美人女優というレッテルがあったと思うが、体型もだらしくなく、立ち居振る舞いも下品の極みだ。

『GIジェーン』のデミ・ムーアも度肝を抜かれたが、この転身ぶりはそれを上回る。

とにかく凄い。
脚本も秀逸だが、シャーリーズ・セロンの役者魂がひしひしと伝わってくる映画だ。
一見の価値アリ。

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