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2007年3月 6日 (火)

Trad

興味のない人には全くどうでもよい話だが・・・

20歳頃からずっとトラッド(Traditional)にこだわり続けてきた。
“IVY”という言い方もあるが、自分としてはやはり“TRAD”の方がしっくり来る。

オフの時はジャージばっかりになってしまったが、それでもオンはいまだにトラッド、それもかなり頑固なトラッドだ。

スーツは三つボタン・段返り。三つボタンと言っても、今の若い連中が着ている上の2つのボタンを留める型とは根本的に違う。正確に言うと、TRADにも「上2つ賭け」というスタイルがあった。

“Pure IVY Model”というもので、極端にVゾーンが狭く、総ステッチ、フックドベント、尾錠付きスラックス・・・というのが「ルール」。

私の記憶では、このモデルを作っていた国産メーカーはマクベスだけだったように思う。一時期、スタジャンが馬鹿売れしたカジュアルブランドである。

このマクベスの“Pure IVY Model”のスーツを購入した時は、本当に嬉しかったものだ。しかし当時、スーツのボタンを2つ掛けするようなファッションはなく、職場では嫌味を言われたものだ。

今はこのモデルは逆にイマドキと捉えられそうなので着ていない。
尤も“Pure IVY Model”を既製服で探すことは不可能だろうが。

さて、今である。いまだにスーツは三つボタン・段返り。肩パッドは最小限のナチュラルショルダー。サイドベンツではなく、センターベント。袖口のボタンは2つ。スラックスの裾はダブル4cmである。

Yシャツは何があってもオックスフォードのボタンダウン。色は白かブルー系で濃い色はNG。柄があっても、これまた薄いストライプかタッタソール。ボタンは4つ穴のクロスがけ(糸が4つの穴をクロス状に掛けられている)

ネクタイはオーソドックスなレジメンタルか小紋、ペイズリー、ドットなど。ニットタイはカジュアルになりすぎるので仕事ではめったにしない。そして結び方はプレーンノット・オンリー。

コートはステンカラーのみ。

靴は今じゃコインローファーばかりだ。黒・茶合わせて7足。入社当時はウイングチップなども履いていたが、足元が重たい印象になるので止めた。ほかにヴァンプとタッセル、モンクストラップを天気や気分に合わせて履きまわしている。

若い頃は、スーツはNew YokerでYシャツはJ.Press、靴はREGALだったが、悲しいかな、今じゃこれらのブランドは流行を追いかけて往年のTRADの面影は全くない。

特にNewYokerとREGALの変節ぶりは反吐が出るくらいだ。

なので、スーツは数年前からオーダー一本だし、靴はBASS、Yシャツは特に拘っていないが、「メーカーズシャツ鎌倉」が最近気になっている。

ところが、元来物持ちが良いものだから、それほど買い替えのチャンスはないのだ。

ネクタイは毎晩はずした後は丸めて二晩置いておく。結び皺を取るためだ。

靴はブラシを掛けてシューキーパーと乾燥剤を入れる。二日続けて絶対に履かない。

これだけで相当長持ちしてしまう。ネクタイはよく覚えていないが、靴はどれも5年以上だし、一番長いものは15年を超えている。

どれもそれなりの値段だが、こうやって長く使えば充分元は取れる。

そう言えば、一時期Yシャツも自分でアイロンがけしていた(笑) 背中のプリーツが途中で潰れないように、襟のロールがきれいに出るように、と言うわけだ。

さすがにこのアイロンがけだけは途中でくじけて、今は妥協している。

一時期あれだけ流行ったトラッドも、今じゃ下火。生粋のトラッドと呼べる福や靴を頑固に作り続けているメーカーはあまり見かけなくなった。

Brooks BrothersやBASSと言った海外のメーカーはその点で立派だと思う。20年以上も基本形を変えていない、それでしっかり生き残っているのだから。

まぁ、こんな話ができる、通じる相手もめっきり少なくなって、ちょっと淋しいのは事実だ。

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