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2007年4月 9日 (月)

女子柔道

そー言えば日曜日、全日本選抜体重別選手権を観たのだ。

今の日本柔道は選手層が厚く、国内大会もかなり面白い。

男子60kg級の野村、100kg級の鈴木といったお馴染みの選手が優勝。特に鈴木の勝ち方は素人目にもカッコよかった。

100kg超級で井上康生が3位にとどまったのは残念ではあるけれど、逆の見方をすれば楽しみともいえるわけだ。

女子も52kg級で横澤が惜しくも準優勝だったが、63kg級=谷本、78kg級=中澤、78超級=塚田と、実力者が名を連ねた。

今回なんと言っても注目は女子48kg級。

あの谷亮子の復帰戦である。
1回戦から準決勝まで、ブランクを感じさせない戦いっぷり。特に準決勝の相手は昨年の覇者、山岸だったが、延長戦の末の見事な勝利だった。

決勝はまるでドラマのよう。対戦相手はあの福見。02年4月に、当時高校生でありながら、谷を破ったことで一躍有名になったあの選手だ。

どちらも決め手を欠いて残り1分強、福見が足払いで有効を奪い、そのまま時間切れ。
なんと2度も谷に勝ったのである。

さて、問題はここから。

この試合はとても良い試合だった。決め手を欠いて、とは言っても両者は終始相手の隙を狙い技をかけようとしていたし、何と言ってもスピード感があった。

谷も出産をはさんで2年ぶりの試合。育児をしながらの練習だったと言うが、そのスピードは全く衰えていないように見えた。
このレベルに戻すまでの彼女の精神力には驚嘆するばかりだ。

一方の福見も、あの勝利以来、極度のスランプを経験したと言う。
ドロップアウトせずにここまで実力を付けて来た彼女もたいしたものだ。他人にはわからない苦労があったに違いない。
試合前、「前回はラッキーだった。今回は自分の力で勝ちたい。」と言っていた彼女、相当な鍛錬を積んできたはずだ。

その結果、今回は福見の執念がちょっと上回った、と言うことなのだろう。
敗者となったのがたまたま谷だった、と言うだけだ。何も恥じることはない。
むしろ、この階級がさらに活性化する良いきっかけになるはず。

ところが、である。

全日本柔道連盟が世界選手権の代表として選んだのは、谷だった。
理由は定番の「実績」だそうだ。

こんなバカなことがあるか!

どんなに強い選手でもいつかは敗れる。それに、世界的に有名な谷であれば、それだけ相手にも研究されているとも言えるはず。

世代交代の意味も込め、何より「優勝」という事実を踏まえ、新しい可能性に賭けてみるべきじゃないのか?

そうでなければ、福見の可能性も伸びない。後進の育成も遅れてしまうかも。

まったく愚の骨頂。

これだから日本のアマスポーツは好かん!

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