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2008年9月16日 (火)

鎮魂

きょう、九州から小包が届いた。

福岡支店のH氏からである。中身は・・・「香典返し」

実は8月末、仲の良かったK氏が他界した。
葬儀に参列するH氏に香典を託した。

それで今回の小包となったわけだ。

K氏とは妙にウマが合った。

しかし不思議なもので、同じ職場になったことがなく、東京と福岡という離れた状態での交友だった。

「仕事を通しての夢」のようなものが、どこかしら共通していたように思う。
実際、彼は私の2つ上なのだが先輩と言うより“同志”のような存在。

だからだろう、私が東北に異動してからの2年間も、なにかにつけてお互いに連絡を取り合っていた。というより、励ましてもらっていた、と言う方が正しい。

東京に戻ることが決まった時、誰よりも早く連絡したのが彼だった。

東北から東京へ。その通知を、東北の同僚でもなく、東京の元同僚でもない、遠く福岡のK氏に連絡したのだ。

ここで驚いたのは、偶然にも彼にも辞令が下りていて、赴任地は「東京」。それも私と同じ本部だった。

この偶然を喜ばないはずもなく、不本意だった辞令もどこへやら、新年に本社で会おうと電話を切ったことは今でも良く覚えている。

そして新年、彼の席は私のすぐ後ろ、部は違うが背中合わせに座ることになった。

何事にもポジティブな彼は、全く新しい事業の立ち上げにも果敢に取り組んで、半年でそれを形にした。

しかし、元々体は決して強くなかった上に、単身赴任の不慣れな生活と新しい仕事のプレッシャーや責任感と言う精神面の負荷も相当なものだったのだろう。
この頃から体調不良を訴えるようになり、休みがちになった。

古傷とも言える呼吸器系の疾患を再発し、休職。入院治療が必要となって、家族のいる福岡への異動となった。

入院中も時折メールのやり取りをしていたが、早く復帰したい、そればかりを繰り返し訴えていた。

ある時、こちらも新規のビジネスを立ち上げようとして四苦八苦していた折、ちょっとばかり愚痴っぽいメールを送ったら、彼から「元気に働けるだけでもマシだと思え」と叱咤されたことがある。

     良い友人を持った

しみじみ思ったことが昨日の事のようだ。

最後にメールを交わしたのはいつだっただろうか?

病院から自宅に戻った。徐々にではあるが回復に向かっている。早く仕事をしたい。

そんなことが綴られていた。

結局それも叶わないまま、真夏の盛りに彼は逝ってしまった。

遠く離れているせいもあって、彼の死はいまだに現実味を帯びずにいる。

今日届いた香典返し

紛れもなく彼はもういない事実を改めて突きつけられたように思う。

また涙が出た。

合掌

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