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2009年3月 7日 (土)

シネマ評~チェンジリング~

行方不明になった息子、半年後に帰ってきたのは別人だった・・・というフィクションのようなノンフィクション。
我が子の生存を最後まで信じるシングルマザーにアンジェリーナ・ジョリーを配した社会派ドラマ。

予告編を観た時から狙っていた作品。会社の帰りに観に行った。

期待を裏切らない力作だった。
警察の面子の犠牲となって、別人を「我が子」と言わざるを得なかったヒロインの苦悩、真実を追究しようとするヒロインに立ち塞がる公権力、強制収用された精神病院での虐待、ヒロインを支援し権力の腐敗を糾弾する教会、これに猟奇的な小児大量虐殺事件が絡んでストーリーは進む。

実話を元に、権力の腐敗、市民運動の勃興、そして暴かれる真実・・・

中学生の時に観て、喩えようのないほど感動した『死刑台のメロディ』。時代もシチュエーションも同じだ。
チェンジリングの舞台は1928年、死刑台のメロディは1920年である。
1920~30年代のアメリカはきっと混沌とした時代だったのだろう。同時に、公権力への対抗としての「市民運動」が確立していく時代だったのかもしれない。

監督はクリント・イーストウッド。最も好きな俳優も、気付けばいつの間にかアカデミー監督だ。
警察権力の腐敗を厳しく糾弾する牧師にジョン・マルコビッチ、小児大量虐殺事件を追及する刑事にマイケル・ケリー。
特にこのマイケル・ケリーがとても渋かった。

それにしても、アンジェリーナ・ジョリーの老けっぷりにはビックリ・・・

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