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2009年5月14日 (木)

常用漢字

以前、「葛飾の謎」と題して、常用漢字の改訂に関する記事を掲げたが、その続報。

試案に対する意見がまとまったらしい。
これがまたややこしく、「???」な内容なのだ。

「鬱」「顎」「憚る」などは画数が多く読みが難しい、使用頻度も低いとの理由で「削除すべき」。

はぁ? 使用頻度が低い?それが「削除」の理由になるのか?

また、「潰滅」→「壊滅」、「苛酷」→「過酷」とそれぞれ書き換えが定着しているから、元々の潰」、「苛」は要らない。

えっ! じゃ「潰れる」とか「苛立つ」なんてのはどうするんだ?

「埼」「阪」もなぜか「削除すべき」リストに入っている。
これからは「さい玉」「大さか」と表記しろとでも言うのか?

また、「追加すべき」との文字の中には、「鷹」なんてのもある。
ということは、今まで常用漢字じゃなかったのか?(笑)

そのほかの「追加すべき」候補は、「柿」「栗」「釜」「疹」「蘇」「冤」など。

その理由は、生活の中で使われていて漢字のほうが読みやすい、かなとの混ぜ書きより熟語の方が読みやすい、とのことらしい。

それならば、「語い」とか「真し」「ごう慢」も何とかしてくれよ。
それに読みやすいからってのも、理由としては情けなくないか?

何度も言うが、漢字は「表意文字」であるから優れているのであって(「優れる」が妥当じゃなければ、「面白い」)、読みやすいか否かで存在意義が議論されたんじゃぁ、たまらんだろう。

削除意見を寄せた人たちの神経を疑うが、そもそも文字や言葉にこのような枠組みを設けることにどれほどの意味があるだろう?

文字や言葉は、時代と共に使い手によって変わっていくものだ。それを「常用」だとか「当用」だとか、漢字だけに妙な枠組みを設けるのは意味がないと思うのだが・・・

「語彙」とか「真摯」とか「憂鬱」とか、スラスラ書けたらカッコよくないか?

この「常用漢字」、今年9月に再度意見を公募、2010年秋に告示される。

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