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2009年11月30日 (月)

四半世紀のコインローファー

今や“オールド・ファッション”とも言えるREGALのコインローファー。
形と言い、色と言い、オーソドックスそのものだ。

この「コインローファー」、別名「ペニーローファー」とも言って、かつてのIVY LEAGERたちが甲の部分に硬貨(コイン、1ペニー)を挟みこんで履いたことから、この名前があると言われている。
それこそ30年ほど前は、新品のコインローファーにわざわざ1セント硬貨や1ペニー硬貨を押し込んで履いていたIVY少年がいたものだ。
自分はなんとなくやりそびれたが、甲の部分に硬貨を見つけると、「お!」と思ったものだ。

この「コインローファー」という靴、オーソドックスでポピュラーなのに(であるからこそ、と言うべきか?)、実はその形はメーカーやモデルごとにいろいろあって、コレ!と思うモノは意外に少ない。
昔はREGALかBASSがもっともオーソドックスだったと思う。

Regal01 社会人になって、ちょっと気張って入手したのがこの靴だ。
『Imperial Grade』
その名の通り、当時のREGALのラインナップの中でもちょっとグレードの高いモデルで、しっかりした造りと当然の革底がとても嬉しかったことをよく覚えている。
当時、普通のREGALブランドは、コインローファーもこれまたオーソドックスなウイングチップも、\10,000~\12,000くらいだったと記憶しているが、この『Imperial Grade』は\22,000くらいしていたと思う。
今なら\30,000以上はする勘定だ。

曖昧な記憶だが、当時のREGALはオーソドックスでポピュラーなモデルを、グレードを分けて展開していた。
ローファーだけでなく、ヴァンプ、ウイングチップ、リボンタッセルなどがノーマルの『REGAL』と『Imperial Grade』で展開されていたと思う。

さて、この靴、今は各部にへたりが来て、雨用に“格下げ”されてしまっているが、いよいよ寿命らしい。
Regal02

爪先に近い部分は縫い目のところが裂けてきてしまったし、踵部分も革が角質化して欠けてしまった。

考えてみれば無理もない話。
この靴、かれこれ25年近く履いているのだ。つまり“四半世紀のコインローファー”というわけ。
ただの革靴でこれほど長持ちすると言うのは、当時のREGALの品質を物語っている。
無論、大事な靴だからメンテナンスはそれなりにやってきたが、基本は履いた後のブラッシングとシューキーパー、たま~にクリームで磨くと言う程度だ。
2日連続で履かないとか、雨の日は履かない(以前)とか、気は使ってきたがそれにしても25年はすごい。

そんな靴もいよいよお役御免というわけだ。

残念なのは、後継を探すのに非常に苦労すること。
今やREGALは単に流行を追いかけるだけの陳腐な靴屋に成り下がってしまった。
昔のトラディショナルなモデルは皆無である。
お気に入りのローファーを新調するとなれば、とにかくBASSを探すしかないのだ。

1足の靴を処分するに当たり、そんなことをつらつら考えた。

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