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2011年9月21日 (水)

チェーンの丸洗い&ミッシングリンクの装着

前回、チェーン周りの清掃をした。(9/4「自転車の清掃~チェーン&カセット~」)にも関わらず、友人Mr.K氏からのコメントに影響され、どうしてもチェーンを丸洗いしたくなった。

そこで、ネットで必要なものを調達することを画策。

まず必須なのはチェーンカッターとミッシングリンク。これがなければ始まらない。

しかし世の中、「チェーンカッター」なるものが想像以上に出回っている。困るのは値段がピンキリであることだ。
2000円を越えるSHIMANO製のようなブランド品があるかと思えば、500円程度のものもあり、素人には一体何が違うのか、皆目見当がつかない。
専門店で尋ねてみると、機能は同じで使いやすさの差だそうだ。
確かにグリップ部分は太い方が握りやすいだろう。

Chain_01 結局、グリップが太いモデルの中で一番安いものを選んだ。
『GIZA BT-15A』 696円也。

一方、ミッシグリンクは迷いようがない。
『KMC-C-LNK 9速用 2個入り』 958円。

洗浄液も残り少ないので、同じものを購入することにした。
『ACOR エコロジーマルチディグリーザー  ACO-E-ABCE-012 500ml』 1,606円

洗浄した後は注油が必要。今回、初めてチェーン用のグリスを購入した。粘着性が高く、長期間潤滑性を保つと言うもの。
『EVERS チェーン・ルーブ 300ml』 1,980円

あとは軍手、新聞紙(なるべく大量)、ウェス(これも大量)、蓋付きの容器。
軍手は言わずもがな、新聞紙は作業スペース全体に広げておけば安心だ。外で作業する場合でも、廃油に近い液体が地面を汚すのはよろしくないだろう。
ウェスはフレームに付着した汚れを拭く以外、洗浄液から引き上げたチェーンをふき取るとか、スプロケットの清掃に使う。
蓋付きの容器はチェーンが入る大きさに加え、じゃばじゃば振るので蓋が必須。テニスのボールケースを流用。正に廃物利用である。

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さていよいよ作業開始。
Chain_02

自転車をメンテ用スタンドにセットし、チェーンの切断から。と言っても、接続しているピンを抜くだけだから、本当にカットするわけではない。
チェーンを写真のようにチェーンカッターの溝に乗せる。この時、カッターとチェーンが垂直になるように気を付ける。

                               

Chain_03

チェーンカッターのハンドルを回すと、接続ピンめがけて、カッターの突起がせり出して行く(写真上)。

途中、ハンドルが固く感じられるところがあるが、これが正にピンを押し出すポイント。少々勇気がいるが、思い切ってそのまま回し続けると、急にハンドルが軽くなる(写真中)。

抜けるような感覚があるが、実際これがピンが抜けるポイント。さらに回すとピンが完全に抜けて脱落する(写真下)。

                                             

Chain_04

無事、チェーンを外すことができた。
囲みの中は、脱落した接続ピン。これは不要。

Chain_05

外したチェーンを早速、ボールケースに入れ、だぼだぼと洗浄液を入れる。
それだけでもかなり汚れが落ちるのがわかるが、さらに蓋をしてジャバジャバやるとこの通り。中のチェーンが辛うじて見えるくらいの汚れようだ。
ついこの間清掃したばかリなのに・・・                   

Chain_06_2 チェーンを浸け置きする間、この時とばかりチェーンリングを清掃。
ここも完全に外して洗うのが理想だろうが、今回はとりあえずこのまま拭き取り清掃。それでもこれだけキレイになる。
ついでにカセットも再度清掃。

Chain_06b_2

30分ほど放置した洗浄液。もう真っ黒だ。

                                           

                                                   

Chain_06c お次はこの“針金細工”の出番。クリーニング店などで使われるワイヤーハンガー。
左はこれを適当な長さに切って曲げただけのもの。

                                  

Chain_06d これを使って、廃液と化した洗浄液からチェーンを引き上げる。引き上げた瞬間に、汚れが相当落ちていることが目視でわかるくらい。これは嬉しい(笑)                                        

                                     

                                                   

Chain_07_2  新聞紙の上に広げ、ウェスで拭き取り。これで表面に残っていた薄い汚れの皮膜が落ちるようだ。                     

                                       

Chain_08_2

水分をよく拭き取って、いよいよチェーンの装着。
フロント・ディレイラーのガイドプレートをくぐらせて、チェーンリングに引っ掛ける。これはクランクを回しながらやればどうってことはない作業だ。

Chain_09 リアはトップギアに掛ける。少しでもチェーンのテンションを低くしておくためだ。同じ意味でフロントはローにしておく。
実はメンテ本では「フロントもトップに」となっていたが、実際やってみると、フロントはローの方がやりやすかった。
次に、リアディレイラーのガイドプーリーとテンションプーリーにチェーンを掛けて行く。

ガイドプーリーに通してからテンションプーリーを押し下げて通せばよいが、はじめからテンションプーリーを押し下げChain_10 て、上から落とすようなイメージでチェーンを通していけば、ガイドプレートを上手くくぐらせることができる。(ただし、1人でやるにはキツイ) リア・ディレイラーを下げた状態を維持しつつ、チェーンを持ち、クランクを回したり止めたりするのは、誰かに手伝ってもらうか、何か道具を使ってディレイラーを固定する必要がある。

Chain_11 リア・ディレイラーを通し終わったら、いよいよ接合だ。
先ほどの“針金細工”右側。適当な太さのドライバーの柄に巻き付け、先端をカギ状に曲げたもの。
これは「YC-207」とか「CCH-1」という商品名で販売されているツールを自作したもの。製作時間10分。
これをチェーンの両端に、写真のように引っ掛ける。さすがに安直に自作しただけあって、見た目も悪いし不安定。それでも、チェーンの作業部分はフリーにできるから、用は足りるわけだ。

Chain_12

ミッシングリンク自体の装着は至って簡単。パチンと挟むような感じで装着できる。
構造上、テンションがかかっている限りは外れない(はず)。

事前に調べた範囲でも、障害・不具合の話はなかった。
今回、ミッシングリンクの色を敢えてゴールドにした。チェーンのワンポイントに、との意図からだ。
この辺は好みの話。シルバーもあるので、好みで選択すればよいが、シルバーにしても浮くことには違いないだろう。
実はバルブキャップと合わせてワンポイントにという魂胆もある・・・

これが終わったら、クランクを回して、ギヤチェンジもして、接続に不具合がないかを確認。最後に、チェーン・ルーブを塗布して完了である。(チェーン・ルブを先に塗ってしまうと、ぬるぬるになって作業がやりにくくなるので要注意)

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【総括?】

・以前、ネットで調べてみたら、やはり自分で徹底的にメンテをやっている人がいて、その人は洗浄液に白灯油を使っていた。「KURE CRC」などの洗浄力を考えると、汚れも寄り落ちるのかも知れない。汚れが分離するので、それを上手く除去できれば再利用も可能と言うから、その方が経済的だ。
また、その人は一晩浸け置きするという。今回は1時間足らずのスピード清掃だったが、じっくり時間をかけるべきかも知れない。

・チェーンのテンションは想像以上。作業時は充分に注意する。
外す時、つなぐ時、チェーンが跳ね上がらないように固定した方がよい。

・チェーンカッターは高価なものを買う必要はない。

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コメント

やはり登場してくれましたね!
工具の自作も読まれていましたか!(笑)
当たり前の話、自作には限界があります。
今回のテンション調整ツールは、ご紹介した通り、“たこ糸”が最もすぐれていました。

「クイックチェーンリムーバー」も何とかできないかなぁ・・・と思案中です。

投稿: 管理人 | 2011年9月27日 (火) 23時18分

早速挑戦されたのですね!

やはり、外して丸洗いはなかなかの効果だったようで、お勧めした形の私としても、良かったですね、と安心して(?)言うことができます。
そして、テンション維持のツールはやはり自作されたのも、期待通りです(笑)。

そしてミッシングリンクですが、はめるときと外すときで言うと、外すときの方が、ちょっと「コツ」がいる感じなので、次回の丸洗い洗浄時レポートは、そこからでしょうか。

例によって道具好き・買い物好きな私は、「グランジ クイックチェーンリムーバー」なぞを使っていますが、これがあると実に取り外しがスムースで、以前の苦労は何だったんだろうと思ったりしました…

これも、結構微妙な工具で、工具箱の何かですぐ代用できそうな割には、意外にそうでもないというか…自転車いじりは、(専用)工具好きには結構アブナイ趣味で怖いです。

始めた頃は、「コッタレスクランクプラーって???」という感じで、何かを交換あるいは調整しようとすると、いちいち専用工具があるのに閉口していたんですが、今は・・・(汗)。

投稿: Mr.K | 2011年9月27日 (火) 00時04分

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