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2012年8月 6日 (月)

West Side Story

いやいやいや・・・

  #松島や あぁ松島や 松島や

という感じか?(笑)

120803_westside_01_2  8/3 渋谷の『hikarie』にオープンした『シアター・オーブ』杮落とし公演の『West Side Story』の感想である。

前回の『Chorus Line』で目が点になってしまったので、その反省を踏まえ今回は事前に映画版をDVDを借りて“予習”。
ストーリーもわかっていたので、ステージ脇の翻訳表示とにらめっこすることもなく、落ち着いて歌と踊りを鑑賞できた。

これまで観てきた『Chicago』『Dream Girls』『Chorus Line』の中でも、最もクラシックバレエの要素が強く、それだけに踊りは実に華麗。流れるような身のこなしは「さすが」の一語。

歌の方は、映画を観ていても感じたのだが、どこか調子っぱずれで、巧いのか下手なのかわからないようなメロディー(笑)が多い。 音楽はあのレナード・バーンスタインなのだから驚く。

120803_westside_02_2  それでも、第一幕終盤の“Tonight (Quintet)”は特に圧巻だった。

ストーリーは(表向きは)単純そのもの。『ロミオとジュリエット』にヒントを得たとも聞く。
1950年代のニューヨーク、街を根城にする2つのギャング団の抗争。敵と恋仲になってしまった若い二人の悲しい結末・・・

今の感覚からすれば、劇中で「ワル」とされている連中、全然悪っぽくない、極めてフツー(笑)。
しかしそんなことより、イタリア系とプエルトリコ系の対立軸を中心にストーリーは展開していくのだが、この設定は当時問題とならなかったのだろうか?
イタリア系移民、プエルトリコ系移民ともに被差別階級であり、お互いに蔑視し合う関係だと聞く。
この物語の結末が「最悪の事態」となっているのは、ある種のメッセージが込められていると見るべきなのかもしれない。

見事な歌と踊りを披瀝しながら、喉に引っかかった小骨のような後味を残すところが、この作品が60年近くに渡って支持されている理由の一つなのかもしれない。

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