ファッション・アクセサリ

2012年11月16日 (金)

ドライシャツ(下着)の実力~ドライインナー着比べ~

いやはや、ちょっとさぼり気味だ…

今さら、なのだが…
夏場にそれなりに活躍したドライシャツ。(以下、便宜上「ドライT」とする)
自分も数枚を使いまわしてきたのだが、数種類のドライTを着比べてみて、一口に“Dry~”、“Cool~”と言っても、その実力・着心地には大きな隔たりがあることを実感できた。

Dryt_00

夏もすっかり終わった今、今さらながら、それらの印象を記録しておこうと思う。

Dryt_15まず、「クールインナー」の火付け役となったユニクロの『SILKY DRY』
大ヒット商品だけに、自分の周囲でも持っている人も多く、複数枚所有している人もいた。
ポリ90%、ウレタン10% 990円
何と言っても安さが魅力なのだろう。リピーターもいるということはそれなりに効果を感じた人も多いということだ。
しかし、肌への密着度が高いのは吸汗のため必要な仕様だとしても、縫製が自分には合わなかった。
縫い目の部分が痒くなるのだ。
また、言われるほどの「涼しさ」は感じられない。
まぁ、安いから仕方ないと割り切っているユーザーも多いのではないかと思う。

Dryt_14次に、同じくユニクロ『SILKY DRY』のメッシュ仕様
綿25%、ポリ75% 990円
同じ『SILKY DRY』だが、こちらはメッシュであるだけでなく、綿が素材として入っている。
シルエットも通常の下着と同じで肌へ密着度は低い。
だからだろうか、着ている時のサラっと感は、こちらの方が高い。
ただ、メッシュゆえに常にざらついた感触がある。

Dryt_11次は、ユニクロに続けとばかり、他メーカーがこぞって“2匹目のどじょう”を狙って投入した商品。
特段の理由はないが、イトーヨーカドーの『Body Cooler』を購入してみた。
綿38%、ポリ37%、レーヨン25% 780円
ユニクロよりも安い。また、綿混である点とタイトフィットでない点が、ユニクロの『SILKY DRY』と異なる点だ。
結論から言えば、『SILKY DRY』より格段に良い。痒くなることもないし、綿が入っているからか?肌のサラっと感も意外に高い。個人的にはリピートするならこちらだ。

Dryt_12さらに“二番煎じ”商品、フジボウの『LIVE BODY(mesh)』
ポリ100% 780円
同じく、ユニクロより安い。フジボウと言えば「BVD」、下着メーカーとしては古株。
メッシュゆえにざらつく感触は否めないが、ユニクロほどではない。また、こちらもフィット感はゆるめなので、縫い目が当たって痒くなることもなかった。取り立てて良いと言うほどでもないが、悪くもない。
良きにつけ悪しきにつけ、平均点である。

Dryt_02異色の商品を一つ。「山」用の製品から。
finetrack『フラッドラッシュ®スキンメッシュ』
ポリエステル100% 3675円
何とも長ったらしい名前、そして破格の値段。
登山用衣料としてそれなりに名前の通っているfinetrackだが、高機能を謳い、とにかくどれも高い!
これも下着としてはべらぼうで、その心は、高い吸汗性能と“戻さない”機能である。
つまり、かいた汗を素早く吸収し、肌に密着している面には戻さない、ということらしい。
とある登山用品店で、汗冷え対策として店員に強く勧められた商品。確かに、サンプル生地に霧を吹きかけて試した際、吸収した水分を表面に保持、裏側(肌側)はさらりとしていた。
この効果を最大限にするには条件があって、まず第一に、ドライ素材のシャツを上から着ること。第2に、それはなるべくフィット感の高いものであること。
そうすることによって、肌から吸収した汗を素早く次の生地に“バトンタッチ”するわけだ。
『SILKY DRY』のような密着感はないもののフィット感は高いが、素肌へのストレスがないのはさすがである。しかし価格を考えれば当然だ。
これで汗冷えが防げるならと奮発して購入してみたものの、その効用は全く体感できていない。
結果は、汗を逃がしてくれるどころか肌はべちゃべちゃ、まるで正反対。
何度試してみても結果は同じだった。無論、上にはドライ素材のシャツを着ているのに、である。
今回のドライTの中では、価格が突出して高く、反面効果は最低。最悪の商品となった。

最後に挙げるのが、GOLDWIN『MXP BASIC』Dryt_01
綿24%、ポリ25%、レーヨン38%,マキシフレシュ10%、ポリウレタン3% 1980円
これも登山用品店で購入した。しかし普段使いにも十分適用できるもので、実際仕事の時でも着ている。
大手スーパーでも取り扱っているらしい。
価格もリーズナブルで、肌触りも非常によく、吸汗機能も高い。今回挙げた商品の中では最もオススメである。
店頭でのサンプルを使ったテストでも、驚くほどの消臭効果があった。
自分は元々周囲を気にしなければいけないほどの汗をかかない方だが、消臭目的でなくても、吸汗力と快適性を求めるならば、絶対オススメだ。
「MXP」とは「Max Fresh Plus」の略で、JAXAとの共同開発の特許素材らしい。
その目的に合わせて、「MXP Cool」「MXP Comfort」「MXP Soft」「MXP Basic」「MXP Mesh」とシリーズ化されている。

総評としては、ユニクロの『SILKY DRY』からブームとなったドライTだが、個人的にはユニクロはNG。二度と買わない。同類商品でもっと良いものが出ているので、選ぶとしたらそちらになるだろう。
同じく二度と買わないであろう商品はfinetrackのもの。理由はコストパフォーマンスが最悪だからだ。
来年も買うなら絶対GOLDWINのMXPシリーズになるだろう。

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2011年10月21日 (金)

夏をあきらめて

もうかつての暑さもなく、すっかり秋の気配だが、今年の夏を振り返ると、あまりの酷暑に・・・と言っても、昨年に比べればまだよかったのかも。
それでも昔の夏とは比べものにならない暑さに、今年はとうとう自分の中のタブーを破った。

それは、、、半袖Yシャツ

そもそもこれまでは、どんな夏でも上着着用を前提にしていたから、汗でスーツの生地を傷めることになる半袖シャツは、自分の中ではタブーだった。
それに、半袖シャツにネクタイと言う姿は、ビジネスシーンとしてどこか間の抜けた印象が拭えない。

そんなわけで、社会人になってから、一度も半袖シャツを着たことがなかったのである。
今まではどんなに暑くても、かなり無理して(意地を張って)長袖を着続けていたのだ。

ところが、クールビズが定着し、ノータイが普通になってくると、逆に長袖シャツにノータイというスタイルが奇異なものに見えてくる。しかもそれで袖をまくっていたりしたら、こっちの方が間が抜けているように見えるから不思議だ。

しかも昨年・今年の暑さに耐えるだけの辛抱強さも薄れてきて、とうとう今年は半袖シャツを買ってしまったというわけだ。

当たり前だが、これが滅法楽チン。
長袖を捲り上げるよりも格段に楽。

省エネの風潮の中では合理的ともいえるのだが、しかしこれが本当に良いかどうか、判断は別の次元にあるような気がする。

スーツをきちんと着用すると言うことは、ある程度の緊張感(良い意味での)が伴うものだし、仕事をする上ではやはり「正装」で臨むこと自体に意味もあるだろう。
クールビスで仕事がおろそかになると言うことはないが、どこかしら緊張感が欠けると言うか、ピリッとしない印象があるのだ。

何より、個人的には長袖から半袖に切替えることで、今まで踏ん張ってきたものが一気に噴出した感があり、後戻りができなくなった。
試しに1枚、というつもりが結局4枚。これで真夏の時期、長袖シャツに袖を通すことはなかった。
一回楽をしてしまうと、もう戻れない。

結局これはシャツだけの話にとどまらず、上着も着ないのならスーツである必然性もないと、夏用の薄手のスラックスを数本調達して、「半そでシャツにスラックス」という組み合わせで大半を過ごすことになった。
この勢いでは、来年は夏用のスーツはほとんど着なくなるのではないかと思う。

楽だったら何をしてもいいのか?と問われれば、「否」である。・・・というのがこれまでの、少なくともビジネス用の服装における持論だった。
この理屈で、ショルダーバッグも排して来たし、リュック型バッグも徹底的に忌避してきた。シューズもウォーキング用の軽くて通気性の高いものではなく、頑なに革靴で通してきた。

しかし、ここまで気候が変化し環境が変わると、この持論もはなはだ怪しくなってしまった。
半袖シャツに切替えることは、宗旨替えと言ってもよいくらいのインパクト。
暑さの前にポリシーも吹っ飛ぶ・・・そんな感じである。

夏が過ぎ朝晩がひんやりしてきたこの頃、再びスーツにネクタイと言うスタイルに戻る時期になって、どこかでホッとしている自分がいる。

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2011年7月26日 (火)

ドライ素材

「DRY」とうたわれるシャツ、今年の夏は特に目立つ。
仕事用のワイシャツまで「DRY」がブームだ。

そもそもこのドライ素材、速乾が最大の売り。
汗を素早く乾かす必要があるスポーツウェアにおいて発達してきた。
古くから、登山家たちは綿素材のシャツは着なかったと言うが、それは綿だと汗が乾く前に冷えてくる、所謂「汗冷え」を避けるためだったそうだ。
冬山などは体温の低下は命取りになりかねず、この汗冷えは大敵。

また、スポーツにおいても、汗でウェアが張り付く不快感ばかりでなく、張り付くことで汗の蒸発が阻害されることによる機能低下が問題となるわけだ。

難しい薀蓄はともかく、汗をかいても張り付かないというのは、些細なことかもしれないが快適だ。

その昔、某アパレルチェーンから発売された「DRY」素材のTシャツを買ったことがあった。しかしコレは大失敗。
速乾以前に肌触りが最悪で着ていられないほどの代物。加えて、言われるほどの速乾性も感じられなかった。
そして去年、いい加減に技術も進歩しただろうと、よせばいいのに安さに負けて「ドライカノコポロシャツ」とやらを購入。またしても大失敗。肌触りも速乾性も「安いんだから文句言えないでしょ」と言われているような品質だった。

以来、このメーカーのDRYは全く信用していない。

Dry_shirts さて、そうは言ってもスポーツメーカー各社からドライ素材のシャツはわんさと出されている。
テニス用に数着持っているが、これらは総じて着心地もよく、真夏のテニスでも1枚のシャツで通せるくらいの性能だ。

以前は、とにかく化繊を徹底的に忌避しており、普段着もテニスでも綿一筋。
だから夏のテニスなどは着替えを3~4枚用意していたものだ。

ところが今は、基本的に着替えなし。着替えを用意していくのは、長時間の場合や自宅から離れたところの場合だけ。

山歩きでもサイクリングでも、ドライ素材のモノを着ている。

今や、化繊というだけで忌避する理由にはならないことを我が身で実証してしまった格好だ。

そこで今年の猛暑、いよいよワイシャツも「DRY」にしょうかと、目下鋭意検討中なのだ。

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2011年5月27日 (金)

シャレテコ

この夏はいかにエアコンを使わずに、頼らずに乗り切るか?ということで、「冷」「涼」をキーワードにした商品が目に付く。
衣類もまた然りで、“吸汗速乾”を売りにする下着やシャツが、例年より多いようだ。

そんな風潮を追い風にしたか、トランクスよりもはるかに丈の長いパンツが、下着売場のど真ん中に置かれていたりする。
膝上だったり膝丈だったり七分丈だったりするが、何のことはない、要は「ステテコ」だ。

素材も従来のクレープに加え、吸汗速乾の化繊だったりしてかなり工夫されている。
何より顕著なのは非常にカラフルになったことだろう。

で、ステテコならぬ“シャレテコ”だそうだ。
(一部では“涼テコ”なんて呼び名も・・・

夏場のスーツ、特に太ももの裏側は汗のせいで一日でプレスがダメになる。クルマでもオフィスでも、座っている時間が長くなれば一発で土管のような惨めなズボンになってしまう。
毎日ズボンプレッサーをかけたところで追いつかない。
汗で生地が傷むことも請け合い・・・

そんな時にステテコは威力を発揮する。
肌が直接スーツの生地に触れないことで、傷みを防ぐこともできるし、ズボンが太ももに張り付くあの不快感からも開放される。
しかし、これまでの問題はそのデザイン。多くはクレープ素材の白。まんまオッサンだったわけだが、今年はその問題は解消されそうだ。

実際履いてみると、太もも周りは非常に楽チンである。

価格も様々だが、通常のトランクスと比べて高価というわけでもないので、そこそこ売れるんじゃなかろうか?

これからは、下着も夏用・冬用と分けて考えるようになるのだろう。

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2011年4月 9日 (土)

オススメの逸品 ~名もないショルダーバッグ~

これを「オススメ」と言えるかどうかわからないが、一見何の変哲もないショルダーバッグ。

Bag_01

タグには“GREEN THUMB”とあり、その所在地は“YOKOHAMA MOTOMACHI”と誇らしげだ。

今となってはこの“GREEN THUMB”が何なのかさえわからない。
購入は少なくとも15~6年前だ。ちょっとした外出用として特に拘りもなく買ったように記憶している。従って価格も大したことはなかったと思う。

ただ、買った場所は銀座松屋のアウトドア用品売場で、当時はテニス漬けで山など全く興味がなかった自分がそんな場所で買い物をすること自体、異例のことだった。

Bag_02

その後カメラを持ち歩くようになってからは、カメラのほか予備電池やコンバージョンレンズを整頓して入れられるように、クッション材の仕切りを仕込んだ。

これは今でも活用しているが、このバッグの特筆すべきところは、その見た目からは意外なほど驚異的な収容能力があることと、恐ろしく頑丈であることだ。
ファスナーを全開にすると、ほぼフルオープン。前ポケットと合わせ、財布、定期、カメラ、レンズ、電池、メガネ、ライトシェルのような薄手のジャケットまで入ってしまう。

このコンパクトさで、これほど「入る」ショルダーバッグは、ありそうでなかなかない。あってもそこそこ高価だ。

というわけで、15年以上経過した今でも特にほころびもなく現役である。
買い換える理由もない。

ただ残念なのは、このメーカー(ブランド)が今どうなっているか、全くわからないことだ。

ちなみに、“GREEN THUMB_元町”で検索すると、魔女グッズの店がヒットする・・・(笑)

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2011年2月 5日 (土)

オススメの逸品 ~ MERRELL JUNGLE MOC

MERRELL JUNGLE MOC メレル ジャングルモック

Merrell01

初めて出会ったのは、2005年だったか2006年だったか・・・

近所の安売りスーパーの靴売場で、山積にされた箱の中にあった。

当時、MERRELLが何たるかもよく知らず、会社の同僚が履いているのを見て、ちょっと洒落たデザインの靴だな、くらいにしか思っていなかった。

その靴が近所のスーパーで大安売り。1足持っていてもよいか、と思える程度の値段で売られていて、それこそ試しに買って見たのだった。

ところがこれが大当たりで、その履きやすさと言ったら、そのへんのスニーカーなど足元にも及ばないほど。

足の出し入れが楽チン。スリッポンだから当然と言えば当然だが、スリッポンと謳っていても靴ベラが必要なものも少なくない。
そして何より、長時間履いていても疲れないというのが、この靴の素晴らしいところ。

足は正直で、それ以降、雨の日も晴れの日も、夏も冬もこの靴の登場回数は圧倒的になった。
気付けば4年以上愛用し、靴底はすっかり磨り減ってしまった。

下手な靴に買い換えるくらいなら、と昨年2足目を購入。

ところがMERRELLのブランドはすっかり有名になっていて、ましてや「JUNGLE MOC」が定番中の定番と知ったのも、随分後のことだった。
そしてチャネル統制も行われているらしく、スーパーなどには絶対においていないし、どの店を見ても定価販売である。

それでも履き心地には替えられず、やむなく定価で購入したが、その時履いていた初代を見て、直営店の店員には「良くぞここまで履いてくれた」と変な誉められ方をした。

Merrell02 さて、このJUNGLEMOCだが、かつての安売りスーパーには、見事なコピー商品が5年前と同等の価格で売られている(笑)

ちょっと見には本物と見紛うほどの出来だが、サイドのソール部分に埋め込まれた塩ビ製のロゴと、浮き出しのロゴはさすがに真似できない。

そんなわけで、5年目に突入かと思われる初代JUNGLE MOCも、底はツルツルにも関わらず捨てられずにいるのである。

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2011年1月21日 (金)

オススメの逸品 ~ montbell ライトシェルジャケット

Montbell_01

山歩き(とても「山登り」と言えるレベルではない)をやるようになってから、休日の服がガラリと変わった。
テニスをする時ですら、アウトドア・ブランドのドライウェアを着ていたりする。

山歩きでは保温も大切だが、汗を素早く乾かすことや湿気を排出すること、水(雨)をはじくことなども非常に重要な要素だ。
歩いていれば汗ばむが、特に鳥を観察しながらとなると、かいた汗が急激に冷える。
また、止まっていると風は想像以上の大敵だったりする。
従って、「とにかく着込む」では全くお話にならないのだ。

アウトドアブランドのウェアではこれらの要素が非常に良く研究されていて、さらにストレッチ素材を使うことで動きやすさも犠牲にしていない等、その高機能ぶりはただただ感心するばかりだ。

そんな中で、今一番のお気に入りで重宝しているのが、montbellの『ライトシェルジャケット』
元々中間レイヤーとして作られているから、ジャケットと言いながらかなりのフィット感である。

Montbell_02 脱いだら丸めて小さくまとめられるくらいの薄さでありながら、「シェル」の名の通り、風を通さないのだ。
この、「風を通さない」というのは予想以上の効果だ。「暖かい」というより「寒くない」のである。

風を通さないことで寒くならない、多少の雨なら撥水加工で対応できる、おまけに圧倒的に軽くてコンパクト。

実際、そこそこの寒さの日でも、ドライTシャツ半袖+長袖にライトシェルジャケットで充分だし、先日の御岳山では長袖のドライシャツ、ライトシェルジャケット、ダウンの3枚で充分だった。
(ただし、ネックウォ-マーはあった方がよい)

高機能のモノは納得の高価格だったりするが、ライトシェルジャケットが\6,800、同素材のライトシェルアウタージャケットが\7,200と、かなりのお買い得価格だ。

montbellの『ライトシェルジャケット』  本当に良いモノに巡り会えたという感じである。

ライトシェルジャケット   mont-bell モンベル

  • Men's       #1106424
  • Women's   #1106425

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2009年11月30日 (月)

四半世紀のコインローファー

今や“オールド・ファッション”とも言えるREGALのコインローファー。
形と言い、色と言い、オーソドックスそのものだ。

この「コインローファー」、別名「ペニーローファー」とも言って、かつてのIVY LEAGERたちが甲の部分に硬貨(コイン、1ペニー)を挟みこんで履いたことから、この名前があると言われている。
それこそ30年ほど前は、新品のコインローファーにわざわざ1セント硬貨や1ペニー硬貨を押し込んで履いていたIVY少年がいたものだ。
自分はなんとなくやりそびれたが、甲の部分に硬貨を見つけると、「お!」と思ったものだ。

この「コインローファー」という靴、オーソドックスでポピュラーなのに(であるからこそ、と言うべきか?)、実はその形はメーカーやモデルごとにいろいろあって、コレ!と思うモノは意外に少ない。
昔はREGALかBASSがもっともオーソドックスだったと思う。

Regal01 社会人になって、ちょっと気張って入手したのがこの靴だ。
『Imperial Grade』
その名の通り、当時のREGALのラインナップの中でもちょっとグレードの高いモデルで、しっかりした造りと当然の革底がとても嬉しかったことをよく覚えている。
当時、普通のREGALブランドは、コインローファーもこれまたオーソドックスなウイングチップも、\10,000~\12,000くらいだったと記憶しているが、この『Imperial Grade』は\22,000くらいしていたと思う。
今なら\30,000以上はする勘定だ。

曖昧な記憶だが、当時のREGALはオーソドックスでポピュラーなモデルを、グレードを分けて展開していた。
ローファーだけでなく、ヴァンプ、ウイングチップ、リボンタッセルなどがノーマルの『REGAL』と『Imperial Grade』で展開されていたと思う。

さて、この靴、今は各部にへたりが来て、雨用に“格下げ”されてしまっているが、いよいよ寿命らしい。
Regal02

爪先に近い部分は縫い目のところが裂けてきてしまったし、踵部分も革が角質化して欠けてしまった。

考えてみれば無理もない話。
この靴、かれこれ25年近く履いているのだ。つまり“四半世紀のコインローファー”というわけ。
ただの革靴でこれほど長持ちすると言うのは、当時のREGALの品質を物語っている。
無論、大事な靴だからメンテナンスはそれなりにやってきたが、基本は履いた後のブラッシングとシューキーパー、たま~にクリームで磨くと言う程度だ。
2日連続で履かないとか、雨の日は履かない(以前)とか、気は使ってきたがそれにしても25年はすごい。

そんな靴もいよいよお役御免というわけだ。

残念なのは、後継を探すのに非常に苦労すること。
今やREGALは単に流行を追いかけるだけの陳腐な靴屋に成り下がってしまった。
昔のトラディショナルなモデルは皆無である。
お気に入りのローファーを新調するとなれば、とにかくBASSを探すしかないのだ。

1足の靴を処分するに当たり、そんなことをつらつら考えた。

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2008年12月17日 (水)

ハルタ(HARUTA)の靴

頑固にトラッドを守っていると、スーツばかりでなく革靴までも探すのに一苦労だ。

もはやREGALはトラッドでもなんでもなく、単なる流行廃れの靴屋に成り下がっているから、ショップをのぞく気にもなれない。

今探すとしたら、BASSしかないというのは寂しい限りだ。

それでも今所有している革靴の多くはREGALである。ということは、REGALが変節する前に購入したものということで、相当の年数になる。

長持ちの秘訣は

  1. 2日連続で履かない
  2. 履きおわったら必ずブラシをかけ、シューキーパーと乾燥剤を入れておく
  3. 雨の日(降りそうな日も含む)は絶対に履かない

てなわけで、雨の日用の靴が必要になるわけだ。

ところがこれを探すのは『晴れの日用』よりも難題だったりする。

というのは、ただでさえ少ないコインローファー、雨用に惜しくないような安いモノなんて、そうざらにあるもんじゃないからだ。

で、ターゲットになるのが『ハルタ』なのだ。

はっきり言って、あまり見た目は良くない。雨用だから、と辛うじて自分を納得させられるレベル。

まぁ、高校生が履くような代物だから、デザインや品質は推して知るべし、か。

問題なのはその品質。

最初に購入したコインローファーは、履き始めてしばらくするとブカブカになった。

そう、革が伸びたのである。

個体差かな?と思っていた。我慢して履いていたが、いよいよダメになったので買い替えうことに。

そしてまたハルタを購入。くどいようだが、気に入っているからではない、安いからだ。

で、今度はプレーントウ(っぽいデザイン)。

しかし、こいつもまたすぐにブカブカになった。

さらに革靴本体とソール(靴底)の縫合が甘く、爪先部分から剥がれてしまい、歩きにくいことこの上ない状態になった。

まだ延べ30日も履いていないのに、である。

家電製品なら無償保障期間だ。

その品質の低さには怒りよりも呆れてしまった。

日本にまだこんなメーカーがあったのか、と。

さて、以来、雨用の茶色の靴がなくて困っている。

性懲りもなく、またハルタにするか、さすがにそれは避けるか、トラッドもしくはそれっぽいデザインのモノがあれば、何も問題はないのだが・・・

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2008年10月 7日 (火)

まぬけなファッション

随分前から気になっていたことだが・・・

Gパンやスパッツの上から、中途半端な丈のスカートを穿くという、あの珍妙なスタイルは一体誰が始めたのだろう?

記憶にある限りでは、最初に目にしたのがツッパリの女子高生
見るからに自制心のなさそうな輩が、制服のスカートの下にだらしなくジャージを穿いていた
これなら安心して脚を広げられる、道端でウンコ座りもできると言うわけだ

なんてみっともない格好だろう
美的要素のかけらもないスタイルだ

そんなことを思った

しかしふと気がつくと、この世にも珍妙なスタイルはその後も繁殖を続け、いつの間にやらそれなりに市民権を得てしまったようだ

今ではジョギングの時ですら、まったく意味のないこのスタイルで走っている輩がいるのには、呆れてモノも言えない

どんな美的感覚があると、あんな格好が出来るのだろうか?

日本人の審美眼はここまで地に堕ちたか・・・

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